教員情報 | |
ムラタ ミチヒト
murata michihito 村田 路人 所属 文学部 史学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1990/12 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 「用聞の諸機能と近世的支配の特質」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『京都橘女子大学研究紀要』17号 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 京都橘女子大学 |
巻・号・頁 | (17),45-74頁 |
概要 | 江戸時代、大坂町奉行は摂津・河内・和泉・播磨4ヵ国を支配していたが(1722年以前は摂河両国)、この大坂町奉行による村々支配、また個別領主の所領支配において、用聞(用達)が極めて重要な役割を果たしていたことを明らかにした。用聞は、上記4ヵ国(1722年以前は2ヵ国)のうちに所領を有する領主に抱えられていた大坂商人で、国役普請人足役の請負、大坂町奉行や領主の触の伝達、村役人が大坂に出向いた際の宿の提供、裁判の調停など、その機能は多岐にわたっていた。また、単に支配の補助的役割を果たすにとどまらず、それ自身として主体的な意思をもち、大坂町奉行や領主と村々の間の矛盾を極力抑えていた。
【関連授業科目:日本史特殊講義】 |
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