教員情報
     


  ゴトウ マサヒロ   gotou masahiro
  後藤 昌弘
   所属   家政学部 管理栄養士養成課程
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2021/03
形態種別 研究紀要
査読 査読あり
標題 過熱水蒸気オーブンとスチームコンベクションオーブンを用いた
豚肉の加熱調理特性の比較
執筆形態 共著
掲載誌名 神戸女子大学家政学部紀要
掲載区分国内
巻・号・頁 54,1-5頁
担当範囲 研究計画,実施と総括
著者・共著者 後藤昌弘◎,岩田恵美子,大石恭子
概要 豚ロース肉を過熱水蒸気オーブン(SHS)とスチームコンベクションオーブン(SC)を用いて200℃および250℃で加熱したところ,いずれの温度でもSHS加熱はSC加熱に比べ,およそ半分の加熱時間で,中心温度を75℃まで上昇をさせることができた。官能評価は,「脂身なし」試料の「色合い」で200℃のSC加熱がSHS加熱よりも有意に好まれた。「硬さ」は,250℃のSHS加熱がSC加熱よりも有意に好まれた。また,200℃のSHS加熱が250℃のSC加熱よりも有意に好まれた。しかし,それ以外の項目では有意な差は認められなかった。「脂身あり」試料の「総合評価」では250℃のSHS加熱が,SC加熱よりも有意に好まれた。「脂っこさ」では200℃のSC加熱が有意に脂っこいと評価された。これらのことから,SHS加熱は,SC加熱と比べ,調理時間が短縮でき,脱油効果が大きく,肉の脂っこさを低下させ,軟らかくする可能性が示唆された。