教員情報 | |
タナカ ミキコ
TANAKA MIKIKO 田中 美紀子 所属 文学部 教育学科 職種 教授 |
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言語種別 | |
発行・発表の年月 | 2014/02 |
形態種別 | 論文 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | Nishidas Auseinandersetzung mit Kant in "Studie über das Gute"(『善の研究』における西田のカント批判) |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 20世紀哲学における西田幾多郎 |
巻・号・頁 | 241-260頁 |
概要 | 『善の研究』の一部は、西田が旧制高校の教師時代に行った「倫理」の講義草案を基にしており、そこには「意志の自由」、「人格的善」についての叙述が見られる。西田の思考の根本には西洋近代思想における「自由」の概念とカントの「叡知的人格概念」が存在するのである。西田は教育者として道徳の理論を展開し、「私と汝」の関係において「人格的自己」を弁証法的に確立しながら、他者との関わりの中で道徳を実践的に応用することを説いたのである。本稿ではカント哲学の西田における影響に注目しながら道徳教育の理論と実践について考察する。
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