教員情報 | |
マルヤマ ユキ
MARUYAMA YUKI 丸山 有希 所属 看護学部 看護学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/09 |
形態種別 | 論文 |
標題 | けいれん発作のリスクを持つ児への通常学校での対応と坐薬の使用について~養護教諭の意識調査より~ |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 小児神経学会誌「脳と発達」 |
巻・号・頁 | 42(5),346-351頁 |
担当範囲 | 博士論文として本人が研究計画、質問紙の作成、データ分析を行い、結果をまとめて執筆した。共著者は指導教官として、指導を担当。 |
著者・共著者 | 丸山有希、高田哲 |
概要 | 通常の小中学校の養護教諭を対象に、けいれん発作既往のある子どもへの対応と、抗けいれん坐薬使用の実態について調査した。150校中139校(93%)にけいれん発作の既往児が在籍しており、1年間に26校(17.4%)で発作が起きていた。過去を含めると65%以上の養護教諭が学校でけいれん発作を経験していた。坐薬を預かった学校は59校(39.4%)であったが、その際に主治医や医療機関から指示があったのは16校(27%)にすぎず、主治医や医療機関のサポートに関して92人(68%)もの養護教諭が「ほとんどない」「全くない」と感じていた。多くの養護教諭は学校での坐薬使用に抵抗を感じながらも、子どもの安全・安楽のためにやむを得ないと考えていた。また、医師の明確な指示と相談活動、緊急時の医療機関の速やかな受け入れ等を望んでいた。学校側の不安を軽減し、けいれん発作
の既往がある子どもたちが適切な健康管理を受けられるよう、これらのサポートの充実が期待される。 |
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