教員情報

ホンダ　タカヒロ   HONDA TAKAHIRO   本田　隆裕    所属   文学部 英語英米文学科    職種   准教授
言語種別	日本語
発行・発表の年月	2023/03
形態種別	研究紀要
査読	査読あり
標題	被動目的語とthere構文の非対格性制約について
執筆形態	単著
掲載誌名	神戸女子大学文学部紀要
掲載区分	国内
巻・号・頁	56,27-40頁
著者・共著者	本田隆裕
概要	英語の多くの動詞には自他交替が見られるが、結果目的語を取る料理動詞は自動詞用法が不可能であり（*A cake baked.）、非対格動詞は他動詞用法を持たない（*The magician appeared a rabbit out of his hat.）。非対格動詞はthere構文に出現可能であるが、その一つと考えられるdieはthere構文に出現不可能である（*There died dome people in that fire.）。また、there構文に出現可能な動詞は同族目的語構文に出現不可能であるが（*Karen appeared a striking appearance at the department party.）、dieは同族目的語構文に出現可能である。本論文では、結果目的語と被動目的語では受け取るθ役割が異なり、両者の間に統語的な違いがあると仮定することで、これらの制約について統語論に基づく説明を試みた。