教員情報 | |
ホンダ タカヒロ
HONDA TAKAHIRO 本田 隆裕 所属 文学部 英語英米文学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/02 |
形態種別 | 研究紀要 |
標題 | Deriving Pseudopassives by Pair-Merge |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | Osaka University Papers in English Linguistics |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 19,65-74頁 |
概要 | that節はDPの場合とCPの場合があり、文主語構文のthat節はDPであり、値未付与の演算子素性を持っているとするTanigawa (2018)の分析を取り入れることで、that節が主語となる擬似受動文については対応する能動文が非文法的になる理由を説明した。本論文では、insist のような動詞はPPまたはCPを選択すると仮定した。これにより、insistの補部のthat節は CP であると考えられるが、CPは主語になれないため、"... insist that S V..."のような文は受動化できないが、"... insist on that S V..."のような文は受動化が可能である理由を説明した。本研究では、擬似受動文は、PがDPと集合併合(Set-Merge)された後、PがVと対併合(Pair-Merge)されることで、VとPが一つの複合動詞として再分析され、よってPの補部DPが通常の他動詞の目的語と同様に受動化が可能となると提案した。 |
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