教員情報 | |
ホンダ タカヒロ
HONDA TAKAHIRO 本田 隆裕 所属 文学部 英語英米文学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/06 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 能格動詞はなぜthere 構文に現れないのか―部分格分析の再考とラベル付け |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | KLS 38: Proceedings of the Forty-Second Annual Meeting of The Kansai Linguistic Society |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 関西言語学会 |
巻・号・頁 | 38,49-60頁 |
著者・共著者 | 本田隆裕 |
概要 | 自動詞のうち,非対格動詞はthere構文に出現可能であるが,非能格動詞は出現不可能であることが知られている。また,非対格動詞であっても使役交替が見られる能格動詞はこの構文に現れることができない。本論文では,Chomsky (2013, 2015) のラベル付けアルゴリズム及び藤田・松本 (2005) の3層分裂VP構造に基づき,非能格動詞と能格動詞がthere構文に現れることができない理由を解明する。さらに,there構文の動詞補部の名詞句に見られる定性効果は,これまで部分格付与による説明がなされてきており,部分格付与がthere構文の派生を説明する上で重要な役割を果たすと考えられてきたが,本論文では部分格を仮定しないthere構文の派生を新たに提案する。 |
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