教員情報 | |
ホンダ タカヒロ
HONDA TAKAHIRO 本田 隆裕 所属 文学部 英語英米文学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/03 |
形態種別 | 研究紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 格助詞とゼロ代名詞 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 神戸女子大学文学部紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 神戸女子大学文学部 |
巻・号・頁 | 51,17-28頁 |
著者・共著者 | 本田 隆裕 |
概要 | 本論文では、日本語の格付与と格助詞について取り上げた。文法格を反ラベリング要素とするSaito (2016)の分析に基づき、格助詞はDP及びPPを補部に取るKであり、Kは併合に基づき値が決まる形態格素性[-case]を持つと提案した。この提案により、主格・対格の格助詞脱落は随意的であるのに対し、属格の格助詞脱落が不可能である理由を明らかにした。また、この分析により、日本語では可能な項省略や多重主語が英語では不可能である理由も明らかにした。さらに、日本語の音形ゼロ代名詞であるproが格助詞と共起できない理由についても説明した。 |
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