教員情報 | |
ホンダ タカヒロ
HONDA TAKAHIRO 本田 隆裕 所属 文学部 英語英米文学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/06 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 虚辞のラベル問題と文主語構文の一致について |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | KLS37 Proceedings of the Forty-First Annual Meeting of The Kansai Linguistic Society |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 関西言語学会事務局 |
巻・号・頁 | 193-204頁 |
著者・共著者 | 本田 隆裕 |
概要 | Chomsky (2013, 2015) は、英語における主語位置への名詞句移動をTのラベル付けに関連付けて説明しているが、この分析は虚辞thereが主語位置に現れるthere構文にとっては問題となる。本論文では、この問題を解決するために、Sabel (2000) や藤田・松本 (2005) の分析に基づき、Dは連結詞との一致により連結詞の素性の値を継承し、DのみがTP指定部へ移動した場合にthere構文が派生されると主張した。また、同様の分析が虚辞itを含む文にも適用できることを示した。さらに、この分析により、2つの文主語が等位接続される際の文主語とTとの一致について説明できることを示した。 |
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