教員情報 | |
キノシタ フミタカ
KINOSHITA FUMITAKA 樹下 文隆 所属 文学部 日本語日本文学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1988/05 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 〈遊行柳〉の構想-作品成立の文学的背景をめぐって- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 能研究と評論 |
出版社・発行元 | 月曜会 |
巻・号・頁 | (16),24-34頁 |
概要 | 信光最晩年の作〈遊行柳〉について、引用和歌や漢詩をヒントに、柳に懐旧のイメージを託す傾向を指摘し、関連のない故事の羅列とされた柳尽くしが、老柳の昔語りという視点から用意され、無関係に思われる故事や古典の引用も、綿密に計算されていることを明らかにし、桜の無常を主題とした先行曲〈西行桜〉に対し、柳の懐旧という文学性の確立を信光が目指したことを証明した。 |
|