教員情報 | |
キノシタ フミタカ
KINOSHITA FUMITAKA 樹下 文隆 所属 文学部 日本語日本文学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1987/05 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 謡曲<胡蝶>の構想-「梅花に縁なき蝶」をめぐって- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 中世文学 |
巻・号・頁 | (32),89-98頁 |
概要 | 能<胡蝶>の、従来典拠不明とされていた「蝶が梅花に逢えない」という主題が、林和靖の「山園小梅」詩に源を発して中国の宋元代の詩に認められ、我が国禅林でも好まれた詩的発想であることを明らかにし、著名な文学作品が新たな文化を形成していく過程を論じた。さらに、蝶に関する和漢の古典作品を連歌的手法によって作品に取り入れ、新たな物語を創造しようとする信光の作能法について、先行作品の影響を指摘しつつ論じた。 |
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