教員情報
     


  イノウエ カツシ   INOUE KATSUSHI
  井上 勝志
   所属   文学部 日本語日本文学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2008/09
形態種別 論文
査読 査読あり
標題 近松浄瑠璃の史的研究―作者近松の軌跡―
執筆形態 単著
掲載誌名 博士学位論文
掲載区分国内
出版社・発行元 神戸女子大学
概要 近松を中心に、貞享から享保にかけての浄瑠璃作品を浄瑠璃史に位置づけ、その意義を探ったもので、序章と本編四章、および終章から成る。
序章 浄瑠璃操り成立期における夷かき
第一章 作者としての旅立ち
 第一節 作者近松のあり方
       ―義太夫の地方興行と関連して―
 第二節 貞享初期の道頓堀
       ―義太夫正本の形式・刊行から―
第二章 宇治座と歌舞伎
 第一節 歌舞伎・加賀掾・近松
 第二節 『〔和訓三部経〕』と聖徳太子
       ―加賀掾の大坂への視線―
 第三節 加賀掾の堀江出興行と宝永初年の大坂興行界
 付  節 『頼光跡目論』諸本と義太夫系正本『雁金文七三年忌』
第三章 近松と歌舞伎
 第一節 『難波染八花形』の上演年代
       ―大和屋甚兵衛・藤吉と「難波染」―
 第二節 『傾城吉岡染』成立考
       ―宝永七年上演の意味―
 第三節 『加賀教信七墓廻』の上演年代
       ―作品意義の問い直し―
第四節 新たな旅立ち
 第一節 『栬狩剣本地』の主題と手法
 第二節 『善光寺御堂供養』の原作と添削
終章 浄瑠璃作者概観