教員情報 | |
オオブチ ユミ
OBUCHI YUMI 大淵 裕美 所属 家政学部 家政学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/03 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「妊娠期女性の食事実践に関する研究―『パーフェクト妊婦』と情報収集―」(査読付) |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『奈良女子大学社会学論集』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 奈良女子大学社会学研究会 |
担当範囲 | 20,pp.83-101. |
著者・共著者 | 大淵裕美 |
概要 | 教育社会学の知見である「パーフェクトマザー論」を、妊娠期女性に当てはめて検討するために「パーフェクト妊婦」という概念を創出した。本概念を用いながら、妊娠期女性の食事を通じた胎児の養育責任の様相を、行動の判断となる情報収集や活用に着目してインタビュー調査をもとに検討した。その結果、二つの知見がえられた。女性たちは、参照可能な情報を最大限収集しているだけでなく、自分にとって信頼できるという質を重視した情報収集を行っていた。また、高学歴女性であっても、収集した情報は胎児への自己犠牲のみならず、自分のニーズの根拠としても用いられる可能性が示唆された。女性たちは、各自の可能な範囲で「パーフェクト」な実践を行っていた。
【関連授業科目:家族関係学、くらしの社会学、社会調査法】 |
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