教員情報 | |
ナカオカ アキコ
NAKAOKA AKIKO 中岡 亜希子 所属 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 組織レジリエンスの概念分析 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 神戸市看護大学紀要研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 24,29-39頁 |
担当範囲 | 研究代表者と共に、文献の収 集・精査、分析を行い、考察を検討 |
著者・共著者 | ◎澁谷幸・中岡亜希子・大澤歩・小林麻衣 |
概要 | 本研究は、組織レジリエンスの概念分析を行い、定義を明確にすること、看護組織のレジリエンス研究への有用性を明確にすることが目的である。分析方法は、Rodgersの概念分析の方法を使用した。その結果、【対応力】【組織特性】の2属性が抽出された。先行要件には、【社会における侵襲的事象】【組織内部の混乱】2つが、帰結には【組織のパフォーマンス向上】【組織の成長】の2つが抽出された。以上のことから、組織レジリエンスを以下のように定義した。組織レジリエンスは、社会における侵襲的事象や組織内の混乱が生じた際に、それに応じることのできる組織特性と対応力を発揮する組織の力である。レジリエンスの高い組織は、侵襲的事象に見舞われても、レジリエンスを発揮して、従前よりもパフォーマンスを向上させ組織の成長の成し遂げることができる。組織レジリエンスの先行要件、属性、帰結は、看護組織にとって何が脅威やリスクになるかを明確にし、レジリエンスの高い組織を構築し、その効果を検討する研究に活用できる。 |
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