教員情報 | |
スナモト フミヒコ
SUNAMOTO FUMIHIKO 砂本 文彦 所属 家政学部 家政学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/10 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 近代日本の国際リゾート
一九三〇年代の国際観光ホテルを中心に |
執筆形態 | 単著 |
出版社・発行元 | 青弓社 |
概要 | 1930年代に「観光立国」を目指して設置された鉄道省国際観光局は「外国から観光客を呼び込め」と、さまざまな外国人誘致政策を推し進め、国際リゾート地を選定して国際観光ホテルを官民一体になって次々と建設した。上高地・雲仙・志賀高原・阿蘇・唐津・琵琶湖・富士・日光など行われた国際観光ホテルと国際リゾート地の計画から実施までの全体と子細を明らかにした著作である。
政策的に把握された観光地としての特性をもとに形成された「リゾート」について明らかにし、リゾート地としてのテーマ性に「見立て」の文化があったこと、また、国際観光ルートを形成するための「連絡性」を意識したものであったことを指摘した。さらに本政策が1937年前後を境に大きな質的変化を迎え、リゾート空間の形成が困難になっていった経緯について言及し、21世紀の日本の国際観光政策に参考となる教訓的知見を指摘している。 本書は朝日新聞 (2008/12/7)、毎日新聞(2009/5/10)で書評作品となった。また各学会の最高賞である「建築史学会賞」、「日本観光研究学会賞」を受けた。(626頁 単著) 【関連授業科目:家政学総合演習、卒業研究、大学院科目】 |
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