教員情報 | |
ナカオカ アキコ
NAKAOKA AKIKO 中岡 亜希子 所属 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 看護学実習における学生・実習指導者・教員のメタ認知的活動の実態 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本医学看護学教育学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本医学看護学教育学会 |
巻・号・頁 | 27(3),1-11頁 |
著者・共著者 | 中岡亜希子、細田泰子、中橋苗代 |
概要 | 本研究の目的は、看護学実習の学習活動に関わる学生、指導者、教員の三者における状況認知、思考過程、看護実践に焦点をあてたメタ認知的活動について明らかにすることである。看護学生、臨地実習指導者、看護系教員の各4名を対象に、半構成的グループインタビューを実施し、逐語録からテーマ的コード化を行った。その結果、看護学実習における状況認知では、学生は現場への戸惑いをもちながらも指導者と教員の連携により学習活動を促進し、指導者はスタッフへの介入に努め、教員は臨床との連携を重視していた。思考過程では、学生は知識不足などの課題が多いが、教員と指導者は、患者理解が深まるように学生を支援していた。看護実践では、学生は、教員と指導者からのフィードバックにより省察し、教員は学生の個性を配慮し、指導者は学生の能力を引き出す環境の調整を図っていた。このような各々のメタ認知的活動から、教員と指導者がさらに学生の主体的な学習を促すために互いの役割分担を図り、患者中心の思考に働きかける指導体制の確立が課題であることが示唆された。 |
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