教員情報 | |
サトウ ヒロキ
Sato Hiroki 佐藤 浩樹 所属 文学部 教育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/10 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 入門期における小学校社会科学習の課題とあり方 ―身近な地域の学習の意義と重要性― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 地理教育研究 |
出版社・発行元 | 全国地理教育学会 |
巻・号・頁 | (15),10-17頁 |
概要 | 本論文は、地域学習の意義を再確認し、社会科第1単元としての身近な地域の学習について検討することを通して入門期社会科のあり方を考察したものである。まとめは以下の通りである。(1)地域学習の根幹は、地域そのものについて学習する「身近な地域の学習」であり、入門期の社会科学習では地理的学習を重視すべきで、社会科第1単元は、「身近な地域の学習」がふさわしい。(2)地域学習の最終目標は地域における実践的態度の育成である。社会科第1単元としての「身近な地域の学習」は、地域の特色を考え理解させることにとどまらず、地域に対する態度の育成を指向した学習としたい。(3)社会科第1単元として「身近な地域の学習」の充実を図るためには、社会参画的な視点を積極的に取り入れ、地域の持つ意味や価値について考えるようにすべきである。(4)「身近な地域の学習」を学区域の学習と市町村の学習とに再構成し、地理的内容を基盤として発展的にカリキュラム構成することで、入門期社会科学習としての「身近な地域の学習」を充実させ、その価値を高めることができる。 |
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