教員情報 | |
ナカオカ アキコ
NAKAOKA AKIKO 中岡 亜希子 所属 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/03 |
形態種別 | 研究紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 回復期にある人工膝関節全置換術後患者の疼痛の実態 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 大阪府立大学看護学雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 24(1),119-126頁 |
担当範囲 | 研究代表者とともにデータ分析及び考察を検討 |
著者・共著者 | 山口舞子、杉本吉恵、中岡亜希子 |
概要 | 本研究は回復期にある人工膝関節全置換術(total knee arthroplasty:以下TKA)術後患者の疼痛の実態を明らかにし、疼痛緩和に必要な看護ケアを検討することを目的とした。対象者は回復期にあるTKA術後患者13人で、術後2週目、術後4週目、術後10週目の3時点で聞き取り調査を行った。疼痛の評価には改変型日本語マギル痛み質問票を用い統計的に分析した。疼痛の対処法や特徴、疼痛に対する思いはカテゴリー化し質的に分析した。結果、調査した3時点の疼痛は統計的に有意な軽減が見られず、強度は弱いものの疼痛が退院後も消失していない現状が明らかとなった。患者の多くは疼痛に対し冷罨法を行っていたが、疼痛の特徴から創部痛以外に筋由来の疼痛も生じていることが考えられ、TKA術後回復期においては冷罨法よりも温熱刺激を加える温罨法で疼痛が緩和する可能性が示唆された。 |
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