教員情報 | |
モリモト トモミ
morimoto tomomi 守本 智美 所属 文学部 教育学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2025/02 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 図画工作の授業にまつわる香りの記憶について-印象に残る制作作品と素材の香り- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 神戸女子大学・神戸女子短期大学教職課程研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 神戸女子大学・神戸女子短期大学教職支援センター |
巻・号・頁 | (4),1-14頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
概要 | 嗅覚と美術教育との関わりについて考察するための第一弾として、人は小学校の図画工作の時間の香りの記憶があるのかどうか、また忘れられない印象に残っている図画工作の制作物が、嗅覚と関係する香りを発する物と関係があるのかどうかということを明らかにすることを目的とし、成人女性41名を対象に調査を行った。また、小学校の図画工作科学習指導要解説で香りや匂いなど嗅覚に関することがらについて内容を精査し、図画工作の時間に記憶に残った香りを発するものについての考察を行った。その結果、図画工作の授業で香りの記憶が最も残っているものは、木の香りであり、印象に残っている作品全体の43%であった。図画工作の授業で印象に残っている制作作品と素材の香りの記憶が一致するものとしては、木の香りが一番多く、素材として香りのする木を用いた制作作品が、香りの記憶に残りやすいということが明らかになった。 図画工作科の小学校学習指導要領では、五感のうちの嗅覚については「香り」や「匂い」という嗅覚と直接結びつく言葉は、学習指導要領解説の中では、2箇所しか出てこず、嗅覚という言葉は一度も出てこなかった。 |
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