教員情報 | |
ナガフチ トモエ
nagafuchi tomoe 永渕 朋枝 所属 文学部 日本語日本文学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/03 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 藤村発行の婦人雑誌「処女地」の位置――女性が書く意味 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 叙説 |
出版社・発行元 | 奈良女子大学日本アジア言語文化学会 |
巻・号・頁 | (第38号),46-61頁 |
概要 | 従来「処女地」に対する世評は苛酷であったと論じられてきた。しかし、「処女地」は当時の新聞雑誌において時機を得た企てと見られ、作品は教科書等にも掲載されたこと、執筆者にとって重要な文学的契機となったこと、藤村が後年、同人の応募小説を選んでいたこと等を明らかにした。作家育成という点では「処女地」はむしろ一定の成果をあげたといえる。「処女地」は女性達の連帯をつくり、それが後続する雑誌につながることによって、女性文芸誌の流れの中に位置づけられるものとなったのである。(依頼論文) |
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