教員情報 | |
カイマス マサトシ
Kaimasu Masatoshi 貝増 匡俊 所属 家政学部 家政学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/03 |
形態種別 | その他 |
標題 | 国際開発プロジェクトにおけるリスクに関する考察 |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | プロジェクトマネジメント学会 |
巻・号・頁 | 635-643頁 |
概要 | 開発途上国では、インフラ整備を進めるために円借款に代表される2国間援助の政府貸付やアジア開発銀行に代表 される国際開発金融機関による貸付による国際開発プロジェクトが実施されてきた。国際開発プロジェクトは通常 と異なり、当初の予定から大幅に遅延するにも関わらず、コストは当初の予算内に収まるケースが多い。遅延する 要因は途上国政府内で承認手続きの遅れなどで多く、遅延リスクは常に高い。そこで、アジア開発銀行では、マル チトランシェファイナンシングファシリティを導入し、プロジェクトが遅延せず、プロジェクトが適切に実行されて いるようにしている。マルチトランシェファイナンシングファシリティでは貸付実行するディスバースは従来のも のより小さいことがある。一方で、従来のプロジェクトは、プロジェクトリスクが高い方にも関わらず、コストも 高いプロジェクトが形成されている。本稿では、国際開発プロジェクトにおけるプロジェクトリスクとの関係性に ついて検証していく。 |
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