教員情報 | |
キノシタ フミタカ
KINOSHITA FUMITAKA 樹下 文隆 所属 文学部 日本語日本文学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2003/06 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 『今昔物語集』巻二十八における笑いの意味ー誰が笑い、誰が笑われ、何が可笑しいのかー |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 説話論集第十二巻 今昔物語集 |
出版社・発行元 | 清文堂出版 |
巻・号・頁 | 257-291頁 |
概要 | 『今昔物語集』巻二十八を、単なる説話集の一巻としてではなく、日本最初の笑話集として位置付け、誰が笑い、誰が笑われ、何が可笑しいのかを一話一話具体的に検証することで、このような笑話集成の文化史的意義が見出されるという前提に立ち、数話について従来指摘のなかった笑いの意味を解明した。また、巻二十八成立の背景に、院政期に盛行した猿楽の存在の大きいことを実証し、当時の猿楽の実態が窺える例を巻二十八の説話から抽出し、笑いの意味を指摘した。 |
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