教員情報 | |
ノグチ カズミ
Noguchi Kazumi 野口 和美 所属 文学部 国際教養学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/02 |
形態種別 | その他 |
標題 | Policy Paper Search for Asia Pacific Partnership on International Health Crisis:
Possibilities and Challenges |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | Woodrow Wilson International Center for Scholars Asia Program |
出版社・発行元 | Woodrow Wilson International Center for Scholars Asia Program |
概要 | エボラ出血熱蔓延やアフリカ諸国のエイズ問題等の国際保健危機におけるアジア太平洋の連携における可能性と課題について述べた政策提言書である。米国は、政府レベルにおいて、米国大統領エイズ救済緊急計画によって、官民連携で取り組んでいる。日本においては、様々な感染症に対して、2000年の沖縄サミットや2008年の洞爺湖サミットにおいて、国際保健における行動計画を始めることを宣言した。また、2013年には、安倍首相が国連総会において、国民皆保険を推進することを述べ、国際保健に支援をすることを国際的に示した。更に、日本は、世界エイズ・結核・マラリア対策基金への拠出額においては上位5位に入っている。アジア太平洋における連携については、2014年11月に開催された東アジアサミットにおいては、エボラ出血熱を含む新興感染症対策への協力強化を宣言し、感染症予防ワクチンの開発や国民皆保険の促進の必要性を強調した。2007年以来開催されている日中韓の保健相会議が、2012年に中国の保健相が不参加であったために中止となった。このような事態は公衆衛生などの重要なイシューの場合には起こってはならないことを筆者は示した。 |
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