教員情報 | |
ウチ マサコ
UCHI MASAKO 内 正子 所属 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1996/03 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 肥満児の発達への介入の研究
(修士論文) |
執筆形態 | 単著 |
出版社・発行元 | 兵庫教育大学 |
概要 | 本研究は研究Ⅰと研究Ⅱで構成された。研究Ⅰでは、5歳幼稚園児88名に対して、5月と11月に体脂肪率とそれに関連する要因について調査を行った。その結果、以下の6点が明らかになった。①女児の方が体脂肪率が高く、5月より11月の方が高い、②体脂肪率の高い児は運動能力が他の群と比べて低い、③体脂肪率の高い児は非活動型で、群れ遊びができず、1人もしくは2~3人でうろうろしていることが多い、④体脂肪率が高い児の母親の養育態度は理想を高く持つスパルタ型が多い、⑤体脂肪率の高い児の母親は、エゴグラムによると、AC値が低く、FC-ACの傾きが大きい支配型である。研究Ⅱでは、Ⅰの結果の考察を元に2例の事例研究を行った。事例1は乳幼児初期からの適切な親子関係が形成されておらず、情緒の不安定がみられ、食生活においても、間食の多さ、栄養のアンバランスなど多くの課題がみられた。身体的な変化はみられなかったが、遊びを通して介入者と信頼関係を構築した後、特定の友人と遊ぶことができ、自分の意見が言えるなど社会的な変化がみられた。 |
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