教員情報 | |
モリ ナオヤ
mori naoya 森 尚也 所属 文学部 英語英米文学科 職種 特任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2001/10 |
形態種別 | 論文 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 「サミュェル・ベケットのモナド・機械・他者—無窓性のドラマトゥルギー」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『思想』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 岩波書店 |
巻・号・頁 | 930(2001年10月号),147-164頁 |
担当区分 | 責任著者 |
著者・共著者 | http://www.iwanami.co.jp/shiso/0930/shiso.html |
概要 | 『思想』ライプニッツ特集。ベケット作品におけるライプニッツの取り込み方には、ベケットのライプニッツ形而上学への共感と批判があい混じる多義的なものである。とりわけライプニッツの予定調和に対しては、ベケットはヴォルテール的な最善律批判を継承している。モナド間には相互の交渉はないが、神の予め定めたプログラムによって調和が生まれるというライプニッツの最善律は、ベケットによって自己と他者のコミュニケーションの不可能性として表現され、人間たちは機械のように操られるが、すべてを調停する神はもはや不在である。 |
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