教員情報 | |
イノウエ カツシ
INOUE KATSUSHI 井上 勝志 所属 文学部 日本語日本文学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2003/12 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 貞享初期の道頓堀――義太夫正本の形式・刊行から―― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 近松研究所紀要 |
出版社・発行元 | 近松研究所 |
巻・号・頁 | (14),19-29頁 |
概要 | 近松の名前が作者として正本に見え始める、貞享三年刊義太夫正本『三世相』(埋木)・『佐々木先陣』において、その道行部分のみに、形式の異なる宇治加賀掾正本の形式が見られるという指摘がなされていることに対して、浄瑠璃という芸能における道行の位置づけ、および、浄瑠璃正本における、道行部分と正本全体との出版事情の検討によって、解釈を施した。同時に、従来解明が望まれていた貞享二年の「浄瑠璃史の空白」の問題について、竹本座の類焼という新事実を指摘し、その「謎」を解明した。また、近松の作者署名の意義にも言及した。 |
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