教員情報 | |
カイマス マサトシ
Kaimasu Masatoshi 貝増 匡俊 所属 家政学部 家政学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/06 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 国際開発プロジェクトにおけるプロジェクトの効率性に関する考察 ― 借款プロジェクトとICTプロジェクト等の一般的なプロジェクトとの対比― |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | プロジェクトマネジメント学会 |
巻・号・頁 | 21(3),7-12頁 |
概要 | 一般的にはプロジェクトが当初の計画から遅延すれば、それに応じてコストが上昇する。しかし、インフラ整備に特化した貸出し条件の緩やかなソフトローンである国際開発プロジェクトでは、プロジェクトの遅延が生じたにも関わらず総事業費は増大せず当初計画した予算内に収まるプロジェクトが大多数である。遅延の原因は、途上国政府実施機関の入札手続き、承認の遅れや土地収用などの遅れに起因していることが多い。この結果、プロジェクトは遅延するもののコストは上昇せず、最終的には事業費であるプロジェクトコストが当初の予算内に収まる。この理由について議論している先行研究がほとんどない。本稿では円借款やアジア開発銀行(ADB)の事例からプロジェクトの効率性に関する考察を行い、ICT等の一般的なプロジェクトと比較した結果、契約の形態や組織の要因が影響していると推測される。 |
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