教員情報 | |
キノシタ フミタカ
KINOSHITA FUMITAKA 樹下 文隆 所属 文学部 日本語日本文学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1995/03 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 寛文期の萩藩能役者--1つの演能記録から |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 国文学研究資料館紀要 |
出版社・発行元 | 国文学研究資料館 |
巻・号・頁 | (21),187-212頁 |
概要 | 寛文九年正月に催された時期藩主である元千代(毛利吉就)の誕生祝儀能の番組を手掛かりに、江戸初期の毛利家は能役者を抱えていなかったとする従来の説を否定し、寛文期を中心とした萩藩能役者の動向を紹介した。併せて、寅菊・春日・春藤という中世末から近世初期に活躍する能役者の一群が、関ヶ原合戦以前から毛利家と深く関わっていたことを明らかにし、その背後に毛利家と関係の深い本願寺の存在を指摘した。また、従来言われていた、能楽ブームが将軍綱吉により始まるという説に対し、地方諸藩における能楽の整備がそれ以前に始まっていたことを示した。 |
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