教員情報
     


  モリ ナオヤ   mori naoya
  森 尚也
   所属   文学部 英語英米文学科
   職種   特任教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2012/10
形態種別 著書
標題 現代文学から見たライプニッツーサミュエル・ベケットの形而上学批判
執筆形態 単著
掲載誌名 『ライプニッツ読本』
出版社・発行元 法政大学出版局
担当区分 責任著者
著者・共著者 酒井潔、佐々木能章、長綱啓典編
概要 ドイツの哲学者ライプニッツ(1646-1716)の意義を、哲学のみならず、数学、論理学、自然学、神学、法学、言語学、地質学などの多様な視点から、さらに研究動向、ライプニッツの思想と実践、同時代の哲学論争、後世からみたライプニッツなどから論じ、ライプニッツ研究の指針となるもの。
筆者は「現代文学からみたライプニッツ:サミュエル・ベケットの形而上学批判」という20世紀現代文学の観点からライプニッツを論じた。ヴォルテールは1755年のリスボン大震災のあと「リスボン災禍に寄せる詩」や『カンディード』を書いて、ライプニッツの最善世界説を批判した。同様に、ベケットは第二次大戦でユダヤ人の親友たちがホロコーストの犠牲になるなか小説『ワット』を書いた。一見すると政治に無関係に思えるこの作品にこそ、政治が深く入り込んでいて、ヴォルテールを継承するライプニッツ批判が多面的に展開されるのである。
ISBN 9784588150661
AmazonURL https://www.amazon.co.jp/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%97%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%84%E8%AA%AD%E6%9C%AC-%E9%85%92%E4%BA%95-%E6%BD%94/dp/4588150669/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1541391213&sr=1-1&keywords=%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%97%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%84%E8%AA%AD%E6%9C%AC