教員情報
     


  ナガフチ トモエ   nagafuchi tomoe
  永渕 朋枝
   所属   文学部 日本語日本文学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2001/09
形態種別 論文
査読 査読あり
標題 『新生』の内なる透谷
執筆形態 単著
掲載誌名 島崎藤村研究
出版社・発行元 島崎藤村学会
巻・号・頁 (第29号),80-87頁
概要 藤村『新生』における、透谷をモデルにした青木と透谷の論の違いを見ることによって、透谷から藤村へという近代文学の転換点を考察する。〈外部〉との「感応」「瞑交」によって造られる透谷の〈内部生命〉の代わりに、藤村は、自己の〈内部〉に備わった過去現在未来に連なる〈生命〉を、『新生』で掴んだ。『新生』は、両性の間の新しい道徳を憚らず発表したという、藤村が受容した透谷像を継承、発展させたものである。