教員情報 | |
カンノ ユミコ
KANNO YUMIKO 菅野 由美子 所属 看護学部 看護学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/03 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 外来化学療法における思春期の子どもの悪心・嘔吐の症状体験と親が捉える子どもの症状 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 神戸女子大学看護学部紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 3,77-85頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 菅野由美子 |
概要 | 小児がん治療では、外来化学療法が継続されることが多く、自宅において、子どもと家族が症状を捉え、対処する必要がある。そこで、症状マネジメントの統合的アプローチ(IASM)の枠組みを用いた事例研究を行い、小児がんの外来化学療法中の子どもと家族を対象に、子ども達の症状体験を明らかにした。研究では、子どもの症状体験と家族が捉える子どもの症状や生活の変化について、それぞれ個別に半構成的インタビューを実施し、子どもには症状に関する知識と症状マネジメント技術を提供し、子ども達自身が自宅でどのように対処するか相談しながら援助を行った。結果、子ども達は、自身の症状について出現や継続期間を知覚し、意図的に対処を行っていた。しかし、経験の少ない親子は、親は子どもの食欲低下は好き嫌いによるもの、子どもは自分なりに成長に伴う変化と症状を理解していた。そして、子どもは親への気遣いから、親へ症状の出現を伝えない様子が見られた。このことから、子どもの症状に対する家族の捉え方や理解、親子関係、家庭環境が子どもの症状マネジメントに大きく影響することがわかった。 |
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