教員情報 | |
オオブチ ユミ
OBUCHI YUMI 大淵 裕美 所属 家政学部 家政学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/09 |
形態種別 | 研究紀要 |
標題 | 「食を通じた妊婦と胎児の健康管理に関する歴史的変容-母子健康手帳における栄養の記述を中心に-」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『奈良学園大学紀要』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 奈良学園大学 |
担当範囲 | 5,pp.13-25. |
著者・共著者 | 大淵裕美 |
概要 | 公的メディアのひとつである母子健康手帳に着目し、国家による食と栄養を通じた妊婦と胎児の健康管理の変遷を検討した。その結果、以下の点が明らかとなった。第一に、国家が示す栄養を通じた望ましい妊婦像が、時代とともに高度化していた。第二に、記述内容の科学化は、妊婦間における理解の格差を引き起こす可能性がある。第三に、呼称の女性化は、栄養と女性の結びつきを強化するジェンダー化作用のみならず、妊婦や胎児の健康状態に影響する諸要因の複雑性や社会的責任を隠蔽し、妊婦の自己責任へと矮小化する作用がある。
【関連授業科目:家族関係学、くらしの社会学、社会調査法】 |
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