教員情報 | |
イケダ アヤネ
IKEDA AYANE 池田 彩音 所属 文学部 日本語日本文学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/03 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 「『夜の寝覚』における帝の後朝の文の歌の背景」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 寝覚物語研究会会報 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 2、p.11-18 |
概要 | 『夜の寝覚』の帝の和歌として初めて見えるのは、内侍督入内の際の後朝の文の歌である。この歌は、後朝の文の定型を踏まえて「暮れ」の語を詠むとともに複数の掛詞を用いた技巧的なものとなっており、『蜻蛉日記』の兼家の後朝の歌との類似性が指摘されている。この意味について考察を行い、帝が女主人公に歌を見られることを殊更意識しており、和歌の評判が高かった道綱母に向けた技巧的な和歌を詠んだ兼家を重ねる意図があったのではないかと論じた。
【関連授業科目:日本語日本文学演習、日本文学史、古典文学講読、卒業論文】 |
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