教員情報 | |
ナガフチ トモエ
nagafuchi tomoe 永渕 朋枝 所属 文学部 日本語日本文学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2006/06 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 「たづねびと」論 ―反転し続ける絵― |
執筆形態 | 分担 |
掲載誌名 | 太宰治研究 |
出版社・発行元 | 和泉書院 |
巻・号・頁 | (第14輯),47-61頁 |
概要 | 太宰治「たづねびと」は、疎開する車中の親子が食べ物を恵まれ「矜持を蹂躙」される話と読まれてきた。当時の新聞や日記によって「たづねびと」の素材を相対化する。さらに作品の枠構造に注目することによって、「矜持の蹂躙」を感じる〈私の意識〉を自己批判する外枠の〈私の意識〉を読む。「たづねびと」は、枠の取り方によって〈図〉の見え方が反転し続ける、太宰らしい巧妙な作品である。(依頼論文) |
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