教員情報 | |
イケダ アヤネ
IKEDA AYANE 池田 彩音 所属 文学部 日本語日本文学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/05 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「『夜の寝覚』における『源氏物語』桐壺巻と長恨歌の影響―「帝闖入事件」の二度目の贈答を端緒として―」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 論究日本文學 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 114、p.27-40 |
概要 | 『夜の寝覚』の後半部分において帝が女主人公をかき口説く場面(いわゆる「帝闖入事件」)で帝が二度目に詠みかけた和歌に用いられた言葉を調べると、『源氏物語』の桐壺帝や、「長恨歌」の玄宗皇帝と自身を重ねる帝の姿が読み取れる。さらに、女主人公の義理の娘の内侍督が、「長恨歌」の楊貴妃や『源氏物語』の女三の宮との類似点を介して寝覚の上と結び付けられることを、『源氏物語』の桐壺更衣から藤壺へという「紫のゆかり」を踏まえる意図があったと読み解いた。
【関連授業科目:日本語日本文学演習、日本文学史、古典文学講読、卒業論文】 |
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